竹ノ中「ふんっ!ふんっ!ふんっ!」パンパンッ!!
ノーセ「あああああ!!なんてこと・・・やめなさーい!!」
僕は今、信じられない光景を目の当たりにしていたんだ。
深夜の音楽室にノーセ君の絶叫が響き渡る。
そう、竹ノ中君の勃起したペニスが容赦無くノーセ君のお尻の中を縦横無尽に暴れ回っているんだ!!
涙を流しながらひたすら懇願するノーセ君の姿にはもはや同情の念しか抱けないのだ。
僕は生唾を飲み込むことも忘れ、その迫力ある行為を只々見つめている他なかったんだ。
竹ノ中「お前の!信ずる神とやらは!こんなことを!許してくれるんかーーッ!?」パンパンパンパン!!
ノーセ「あああ!もうやめて〜!」
竹ノ中「うるせぇ!」パンパンパンパン
ノーセ「あああああん」
竹ノ中君は今、大人の階段を登っている。
少年から青年へ、
思わぬ事態の成り行き上だったとはいえ、
ノーセ君に自身の初めてを捧げることになったーーーー
全員が予想だにしなかった唐突に迎えた彼のこの初体験に、僕は心から祝福したいと思う。
でも竹ノ中君にとって、これが本当に自ら望んだ形の初体験だったと果たして言えるのだろうか?
もっと他に思い描いていたものがあったのではないだろうか?
何事もなかなか思い通りにはいかないものだし、いつどこで何が起きるかはわからない。
きっと人生とはそういうものなのだろう。
そうだ、今まさに目の前で起きていること全てが紛れもない真実なのだからーーーー
竹ノ中「うあああああ!!!!お前に天国はあるんかァァァァァ!!!!」パンパンパンパン
ノーセ「ああああ!!信じれば誰にでも救いはあるわ〜ん!!」
竹ノ中「まだ言うかァァァァァーーーッッ!!!!」パンパンパンパン
ノーセ「あああああああ!!!!」
目下、二人のことよりも今は瀕死の菅原田君が先だ。
ノーセ君の仕掛けた罠に足を砕かれ、ましてやノーセ君が投げてきたナイフが何本も太ももに突き刺さったままだ。
小々沢「菅原田君、しっかりして!」
菅原田「お、小々沢・・・早く助けてくれん・・・」ピクピク
小々沢「ごめんね、この罠なかなか解除できないんだよ・・・」
菅原田「はよしろっちゃ・・・!」ピクピク
一つ言えるのは、この罠の解除は到底僕には無理だ。
竹ノ中君がお尻の中から取り出し授けたピッキング針なんかではどうにもお手上げ状態だ。
唯一、この罠を解除できるのは、自ら試作したというノーセ君に他ならない。
ノーセ「あんんんっっんんっ!!!!」
つづく