massoleeno-blog’s diary

その男、マッソリーノにつき。

Man On The Edge

WAKO「ナンバーワンよりオンリーワン!!犯人を見つけ次第とことん追い詰めまーす!」

 

 

ザワザワ・・・

 

 

小々沢「くっ・・・!!」

 

 

 

朝イチで催された全校集会で、昨夜のノーセ君との乱闘騒ぎが白日の下に晒されてしまった・・・!!

 

 

WAKO「今朝、音楽室で発見されたのは不登校の留学生ノーセ君でーす!」

 

 

WAKO「彼は今も病院のベッドで意識がない状況でーす!」

 

 

WAKO「彼の意識が戻り次第、尋問するしかなさそうでーす!」

 

 

WAKO「今回の事件を公にするつもりはありませーん!しかしながら犯人探しはしまーす!」

 

WAKO「真相が明らかになればもちろん当事者は地獄を見ることになりますので宜しくお願い致しまーす!以上でーす!」スタスタ…

 

 

 

菅原田「あの野郎、ふざけたこと言いやがって…」ボソボソ

 

 

小々沢「ほんとやばいことになってきたね・・・どうしよう…」ボソボソ

 

 

菅原田「昼休みに作戦会議するしかないぞ…」ボソボソ

 

 

小々沢「う、うん・・・・」

 

 

竹ノ中「・・・・。」ギイイイイイ…

 

 

 

全校集会が終わり各自が教室に戻ったんだ。

僕と菅原田君は終始落ち着かない様子なんだけど、また後で竹ノ中君と合流し、今後のことを話し合うことになったんだ。

 

 

キーンコーン カーンコーン

 

 

昼休み 

プール女子更衣室ーーーーー

 

 

 

竹ノ中「さて、今後についてなんだが…」クンクン…

 

 

菅原田「おい、お前また女子のスクール水着なんか持ち出してきたのか」

 

 

竹ノ中「落ち着かないもんでな。すまんがこのまま話させてくれ…」クンクン… スーハースーハー クンカクンカ…

 

 

小々沢「中毒者みたいじゃん、それいい匂いするの?」

 

 

竹ノ中「ああ、股ぐらのあたりが特にな。それよりも・・・」

 

 

竹ノ中「ノーセの後始末をせず帰ってしまったことで、全てが露見してしまったわけなんだが…」

 

 

菅原田「まぁ仕方がないっちゃね。あのまま起きずにずっと寝てるノーセだって悪い!」

 

 

小々沢「それだけ大ダメージを与えていたってことだよ!彼、今も意識不明だなんて・・・」

 

 

菅原田「もし奴が死んじまったらどうするんだ?え?竹ノ中よ…」

 

 

竹ノ中「うるせぇ!!あの時俺がヤラなきゃ、3人ともノーセの野郎に殺されてたかもしれねぇんだぞ!!」

 

 

小々沢「それはそうだけど、やっぱりノーセ君を放置して帰ったのが一番の失敗だったね…」

 

 

菅原田「全くだ。立つ鳥跡を濁さず、って言葉があるくらいだからな」ウェッヘッヘ

 

 

竹ノ中「過ぎてしまったことは仕方がないが、何か手を打たないとな・・・」

 

 

菅原田「いっそ病院に忍び込んでノーセを始末するか?」

 

 

小々沢「す、菅原田君!?」

 

 

菅原田「口封じするしかないと思う!」

 

 

小々沢「ちょっと、罪に罪を重ねてどうするの!」

 

 

小々沢「こうなったらもう潔く自首するしか・・・」

 

 

竹ノ中「いや、その必要はない。」

 

 

小々沢「えっ?」

 

 

菅原田君「何か妙案があるようだな?」

 

 

竹ノ中「ああ、敵の捜査を欺く方法がな・・・」ギイイイイイ…

 

 

つづく